唯一のG1馬ナポレオンソロ、番手抜け出しでプリークネスSを完勝
2026年05月17日 13:47
第151回プリークネスステークス(3歳、ダート9.5ハロン)が現地16日にローレルパーク競馬場で史上初開催となり、4番人気のナポレオンソロが2番手追走から最終コーナーで先頭に立つと、直後から追いすがる5番人気アイアンオナーに1馬身1/4差をつけて押し切った。
外目の10番枠から発馬を決めたナポレオンソロは、ハナを切る1番人気のタージマハルに続いて最初のコーナーに入ると1馬身差の2番手をキープ。背後をアイアンオナーと8番人気チップホンチョ、9番人気トーキンの3頭が固め、2番人気のインクレディボルトは馬群からやや離れて後方2番手からの追走となる。
ナポレオンソロは第3コーナーから進出を開始すると、早くも鞍上の腕が動くタージマハルに馬なりで並び、最終コーナーではP.ロペス騎手が左右から後続の動きを確認する余裕。追撃態勢のアイアンオナーとチップホンチョを引きつけて迎えた直線の残り1ハロン付近でステッキが入り、食い下がるアイアンオナーからリードを保ってゴールした。
さらに3馬身1/4差の3着にチップホンチョが続き、インクレディボルトは勝ち馬から7馬身余りの5着まで。タージマハルは10着に沈んだ。
ナポレオンソロはC.サマーズ調教師が管理するリアムズマップ(父アンブライドルズソング)産駒の牡馬で、昨年10月にG1シャンペンステークスを逃げ切ってデビュー2連勝。今回の出走メンバーで唯一のG1ホースとなっていたが、休養から明けた今年は出遅れやハイペースに巻き込まれるなど2戦して5着が続き、ポイント加算に失敗してケンタッキーダービーを断念していた。
米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、ゴールドスクエアの名義でナポレオンソロを所有するA.ゴールド氏は「まだ実感が湧かない」「表彰式の間に何を聞かれて答えたのか覚えてないんだ。今は落ち着いたけど、これは本当に大きな出来事で、とてもうれしいよ。言葉にできない」と夢心地。「もし負けたらアムステルダム(ステークス=スプリントG2)に行こうと話していたけど、これはもうハスケル(ステークス)だね」とナポレオンソロの次戦について明言している。