サンダリングオンが英オークス制覇、J.オブライエン調教師は史上初快挙

2026年06月06日 14:04

 現地5日、英エプソム競馬場でG1英オークス(3歳牝馬、芝12ハロン)が行われ、D.マクモナグル騎乗の3番人気サンダリングオンが最後方待機から差し切った。

 サンダリングオンはスタートで9頭立ての最後方となり、1番人気のアメリアイアハートは4番手、2番人気のレガシーリンクは7番手から。最後の直線に入ると横に広がった馬群の間から抜群の手応えでサンダリングオンが上がっていき、ほとんど持ったまま2番手まで浮上する。

 さらに残り1ハロンで満を持してマクモナグル騎手が追い出すと、先頭に立っていたレガシーリンクを並ぶ間もなく差し切り。最後は流しながらのゴールでレガシーリンクに3馬身3/4差の快勝となった。

 3頭出しで臨んだA.オブライエン厩舎は、本命だったアメリアイアハートが直線で早々に脱落して6着。4番人気のカメオも5着に終わり、ペースメーカーとして逃げていた伏兵シュガーアイランドが3着に粘り込むという皮肉な結果となった。

 J.オブライエン厩舎のサンダリングオンはフランケル産駒。愛G1プリティポリーステークスを勝った母サンダリングナイツ(父ナイトオブサンダー)の唯一の産駒で、母系には米G1ブリーダーズカップフィリー&メアターフを制したクイーンズトラストやハリウッドダービーなど米G1を3勝のドメスティックスペンディングなどがいる。

 自身は2歳時にこのレースで再戦したカメオとシュガーアイランドに連敗し、今年4月末の愛G3サルサビルステークスで4戦目にして初勝利を挙げたばかりだったが、見事にクラシックホースの称号を手にした。

 競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、マクモナグル騎手は「楽勝だった。本当に才能ある馬だよ。レース前から自信満々だったんだ。彼女はこれまですべてを楽々とこなしてきたので、全く不安はなかった」と語った。

 史上初めて騎手と調教師の両方で英クラシックレースを勝ったオブライエン調教師は「(初挑戦となる)距離は不確定要素だったから、できるだけ体力温存が目標だった。ディラン(マクモナグル騎手)は素晴らしい騎乗をしてくれた」とコメント。同馬の母サンダリングナイツもかつて同厩舎で管理していたこともあって「サンダリングナイツも特別な牝馬だった。だから彼女の唯一の産駒でオークスを制覇したというのは、まさに夢のような出来事だ」と続け、次走はG1愛オークスになるとの展望を示した。