ゴールデンテンポが低評価に反発、ベルモントSも快勝で2冠達成

2026年06月07日 13:41

 米三冠の最終戦、G1ベルモントステークス(ダート10ハロン)が現地6日にサラトガ競馬場で行われ、ケンタッキーダービー馬のゴールデンテンポが最後方の9番手から最終コーナーで先頭を射程圏に入れると、外から併せる5番人気コマンドメントを振り切って二冠を達成した(1馬身1/4差)。

 大外枠のゴールデンテンポは外へもたれるような発馬になったこともあり、KYダービーと同様に最後方からの追走となるも、第3コーナーから直前のコマンドメントの内に入って進出開始。2頭が馬体を並べながら突入した直線では競り合いながら大外を伸び、最後の100ヤードでゴールデンテンポが突き放した。

 1番人気のレネゲイドは道中でコマンドメントと並走も、馬群の中を進出して迎えた直線では残り1ハロンでゴールデンテンポらに捕まり、さらに4馬身離されて3着に完敗。それから3馬身1/4差の4着に2番人気のチーフワラビーが入線した。

 女性調教師のC.ドゥヴォーが管理するゴールデンテンポは現地発売の9番人気で制したKYダービーに続き2度目のG1制覇(重賞3勝目)。この日はレネゲイドの2.75倍に対して7.0倍の4番人気(9頭立て)と評価がついてこなかったが、KYダービー以上の完勝劇で改めて実力を証明した。

 米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じたコメントでドゥヴォー師は「レネゲイドは(KYダービーで)不利がありながらとても良いレースをしたから、レネゲイドが勝てただろうという疑問があったと思う。でも、そうしたこともお仕舞いね」と胸を張り、二冠目のプリークネスステークスを飛ばして三冠目に直行したことにも「我々は正しい決断をしたと確信している」「彼の成長過程を考えれば2週後、さらに3週後とレースを続けるのは難しかったでしょうね」と続けた。

 なお、女性調教師のベルモントS制覇は2023年のJ.アントヌッチ調教師(アルカンジェロ)に続き2人目。ドゥヴォー師はゴールデンテンポの次戦についてトラヴァーズステークスを挙げている。