長距離の実力馬イリノイが久々の白星、今後は僚馬スカンジナビアとの使い分け

2026年06月24日 13:00

 A.オブライエン厩舎のイリノイが今年のロイヤルアスコット開催の最終レースとして行われた最長距離のクイーンアレクサンドラステークス(条件戦、芝21ハロン143ヤード)で11カ月ぶりの白星を手にした。

 道中4番手キープのイリノイは直線で早めに抜け出し、後方3番手から追い込むフレンチマスターをクビ差に抑えて単勝2.75倍の1番人気に応えた。イリノイはガリレオ産駒の5歳牡馬で昨年5月のG3オーモンドステークス以来となる通算5勝目。ロイヤルアスコット開催では一昨年にG2クイーンズヴァーズ勝ち、昨年はG1英ゴールドカップで2着と相性が良く、それを含めてG1レースでの2着は4回を数える。

 これでロイヤルアスコット開催の通算99勝目としたR.ムーア騎手は「エプソム(前走のG1コロネーションカップ)で負けたのは馬場が悪かったことに尽きる。何もしなかったようなものだし、今回の相手たちには格上だったからね」「先頭に立つのが少し早かったけど、促したらまた気持ちが入った」と、早々に失速した前走からの巻き返しに納得のコメント。

 オブライエン師は「エプソムでは柔らかい馬場で先行したがタフだった。彼は速い馬場を好むんだ」「今回は昨年のゴールドCで対戦したようなレベルの相手がいなかった。先頭で1頭になってしまったけど、この距離では格が違うからね」と評価。今後は「彼には1マイル6ハロン(14ハロン)以上なら何でもいい」とし、ゴールドCを制したスカンジナビアと使い分けていく方針を明かしている。