米G1ベルモントオークス、アイルランドから遠征のケンジントンレーンが逃げ切り

2026年07月05日 15:04

 米サラトガ競馬場で現地4日に行われたG1ベルモントオークス(3歳牝馬、芝9ハロン)は、7番人気のケンジントンレーンが内目の枠を利してハナに立つと半マイル通過48秒82のスローペースに持ち込み、最後方から追い込む2番人気フェイスフルディパーテッドに影を踏ませず逃げ切った(1馬身3/4差)。

 3番枠のケンジントンレーンが好発からハナに立って最初のコーナーに向かうと、発馬で後手の1番人気アバシリが大外から掛かり気味に接近してきたが、これをコーナーワークで制してスローペースに持ち込む。第3コーナーからピッチを上げ、直線半ばで4馬身ほどのリード。最後はJ.ロザリオ騎手が後ろを確認しながら手綱を抑える余裕で逃げ切った。

 フェイスフルディパーテッドは中間点での10番手からラチ沿いを立ち回って2着に食い込み、中団追走の4番人気フィッツライトがさらに1/2馬身差の3着。アバシリは8着に沈んだ。

 アイルランドから遠征したケンジントンレーンはD.オブライエン調教師が管理するスタースパングルドバナー産駒でG1初制覇。2歳時は6戦1勝と勝ちあぐねたものの、3歳の今年は5月にG3アサシステークスで重賞勝ちを飾り、続く前走の愛1000ギニーはアバシリ(3着)に3馬身足らずの5着と距離延長とともに成績を上げていた。

 ニューヨーク競馬協会(NYRA)の公式サイトでオーナー陣営のP.シェルトン氏は「オッズが高くて少し驚いたね」と単勝24.33倍の伏兵扱いをチクリ。「彼女は前走でアバシリに負けた。彼女には固い馬場が必要で、ヨーロッパでの走りっぷりからコーナーのあるトラックが合うと分かったし、今日は圧倒した。このビジネスでプランが上手くいくことはあまりないけど、今回はしてやったりさ」と胸を張った。

 なお、シェルトン氏はケンジントンレーンの今後についてオーナーたちと相談としつつ、米国での続戦もあり得るとしている。