【キングジョージ】「オブライエン厩舎の作戦は…」英紙記者「展開面」でヴェルテンベルクに言及
2026年07月25日 19:11
英国のレーシングポスト電子版は24日、「バリードイルの戦略:エイダン・オブライエン厩舎の4頭がキングジョージを支配し、カランダガンを封じ込めるための作戦とは」と題した展望記事を掲載した。
今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSにエイダン・オブライエン厩舎は4頭出し。実績で最も劣るアクション(牡3)がペースメーカー役を務めるとみられている。
マディー・プレイル記者は「しかし、同馬(アクション)は今シーズンの過去2戦において、加速に時間がかかる傾向を見せています」と指摘。「もしアクションが不発に終わったり、8番ゲートという枠順から十分に加速できなかったりした場合には、2番ゲートのランボーンがペースを作る可能性があります」と予想している。
「こうした『ペースのレイヤリング(重ね)』はオブライエンがビッグレースにおいて、より能力の高い自厩舎の馬を有利にするためによく用いる手法です」と紹介し、19、23、24年にエイダン・オブライエン厩舎が複数の先行馬を出走させたこと、07年にディラントーマス、08年にデュークオブマーマレードが勝ったときもペースメーカーが出走していたことを伝えた。
続けて、プレイル記者はオブライエン厩舎の作戦で鍵を握る馬として、日本馬ヴェルテンベルクについて言及。「今年は確かなスタミナを持つヴェルテンベルクの存在により、日本馬からの『アシスト』が得られる可能性があります。ヴェルテンベルクは普段、控える戦法をとることが多い馬ですが、鞍上のオイシン・マーフィー騎手は3200メートルの前走天皇賞・春で同馬がキャリア最高のパフォーマンスを見せたことを十分に認識しているはずです」と、マーフィー騎手とヴェルテンベルクが早めにスパートする展開もあると予想した。「ハイペースの展開はバリードイル(エイダン・オブライエン厩舎)の有力馬たち(ミニーホーク、ベンヴェヌートチェッリーニ)にとって好都合と見られます」と展望している。
プレイル記者は厩舎の主戦ライアン・ムーアが今シーズンたびたび「勝てなかった馬」を選んでしまっていること、昨年のコロネーションCでオブライエン厩舎はペースメーカーを出走させてカランダガンを破っていること、昨年のキングジョージなどオブライエン厩舎が展開をコントロールしても必ずしも勝てるわけではないことなどを記している。