英国王夫妻の所有馬だったポイントオブローが売却、豪州で現役続行へ

2026年08月15日 11:09

 英国王チャールズ3世夫妻の所有馬だったポイントオブローが、オーストラリアで現役を続けるために売却されたことが分かった。

 フランケル産駒で母父ディープインパクトの3歳馬ポイントオブローは、ここまで通算4戦2勝。デビュー2戦目初勝利で臨んだロイヤルアスコットでのG2クイーンズヴァーズは4着だったが、7月に英G3バーレーントロフィーで重賞初制覇。9月の英セントレジャーに登録されていたが、今後はAREインベストメンツらの共同所有馬としてオーストラリアのC.マー厩舎へ移籍することが決まった。

 国王夫妻のレーシングアドバイザーを務めるJ.ウォーレン氏は「両陛下は、オーストラリアで続いていくポイントオブローの活躍を見守ることを大いに楽しまれることだろう」とオーストラリアのメディア『The Straight』にコメント。「すべてのオーナーブリーダーがそうであるように、所有する牡馬の大半はいずれ売却されるもの。国王夫妻はマー調教師と新しい馬主の方々に対し、この馬の素晴らしい未来に向けた幸運を祈っておられるはず」と語った。

 一方、マー厩舎のW.ボーン氏は「彼を購入したからといって、私たちが天才的なことをしたわけではない」と競馬メディア『Thoroughbred Daily News』に語り、クイーンズヴァーズとバーレーントロフィーはこれまでにオーストラリアで活躍する数多くのG1馬を輩出してきたレースだからだと説明。実際にマー厩舎は故エリザベス2世の自家生産馬だったサークルオブファイアー(2023年のクイーンズヴァーズで4着)を獲得し、2024年の豪G1シドニーカップを制した実績がある。

 なおポイントオブローの移籍初戦は10月17日の豪G1コーフィールドカップになる可能性が高いもよう。それまでは英ニューマーケットのH.ユースタス厩舎に滞在する予定で、「その後に輸送されてコーフィールドカップ当日に検疫を終えることになる。(コックスプレート優勝馬の)サードラゴネットの時も同様の状況だったので実現可能なことだ」とボーン氏は語っている。