​ライフがジャックルマロワ賞制覇、奇策の日本勢はブービーと最下位に撃沈

2026年08月17日 13:30

 現地16日、仏ドーヴィル競馬場でG1ジャックルマロワ賞(芝1600m)が行われ、日本から参戦したシュトラウスはブービーの9着、シックスペンスは最下位の10着に沈んだ。

 序盤は横一杯に広がっていた馬群は、すぐに外ラチ寄りを進む日本馬2頭と馬場の中央を駆けるその他8頭に二分される形に。中盤までは両馬群に大きな差はなかったが、勝負どころに入ると日本馬たちが徐々に遅れだす。

 それを尻目にザシークレットアドヴァーサリーが牽引していたもう一方の馬群では、残り200メートル付近でゼウスオリンピオスとライフが抜け出して先頭争い。最後はライフが競り合いを制して勝利をもぎ取った。ゼウスオリンピオスはクビ差の2着。さらに半馬身差で愛1000ギニー馬プリサイスが続いた。仏G1ジャンプラ賞(芝1400m)勝ち馬だがマイルに良績のないザシークレットアドヴァーサリーは今回も終盤にタレて6着に終わった。

 J.モレイラ騎乗のシュトラウスは勝ち馬から9馬身3/4差の9着。武豊騎手が途中で追うのをやめたシックスペンスはさらに12馬身遅れた最下位で入線した。

 F.グラファール厩舎のライフはシーザムーン産駒の3歳馬でアガ・カーンスタッドの所有馬。今年初戦だった5月の仏2000ギニーを制覇したが、同世代の英2000ギニー馬ボウエコーや愛2000ギニー馬グシュタードらが揃って頂上決戦の様相だった6月の英G1セントジェームズパレスステークスを体調不良で回避。前走は距離の短いジャンプラ賞でザシークレットアドヴァーサリーの5着に敗れていたが、ボウエコーとグシュタードが不在のここで世代の代表として2度目のG1勝利を手にした。

 勝利を喜んだグラファール調教師は「私はこの馬を信じ続けていた。前走は敗因となる事情がありながらも良い走りをしていたし、今日は最高の状態だった。このコースでは完璧なレース運びが必要だが、今日はまさにそれができた」「道中の走りも良く、素晴らしい反応を見せてくれた。彼は非常にタフで、勝負根性のある馬だよ」とコメント。

 今後については「9月6日のムーランドロンシャン賞(仏G1、芝1600m)に向かうか、それとも間隔をあけて10月4日のフォレ賞(仏G1、芝1400m)を狙うか、判断次第だね。距離を短縮することにも抵抗はない」「シーズン終盤にはQE2(10月17日、英G1、芝8ハロン)もあるし、この馬がソフトな馬場をこなせることも分かっているから」と語った。

 なお今回の勝利を受け、大手ブックメーカー『コーラル』はQE2でのライフのオッズを15倍から2番人気の5倍までカットしている。