英セントレジャーはハイウェイマンが快勝、250回の歴史で女性騎手が初制覇
2026年09月13日 10:33
今年で250回目を迎えたG1英セントレジャー(3歳、セン馬不可、芝14.5ハロン)が現地12日にドンカスター競馬場で行われ、S.オズボーン騎乗の4番人気ハイウェイマンが中団キープから残り2ハロンで抜け出すと、直後から追いすがる2番人気エンケラドゥスを振り切った(2馬身1/2差)。
レースはA.オブライエン厩舎のアクション(10番人気)がペースメーカーを務め、3馬身余り空けて同厩の英ダービー馬クリスマスデー(1番人気)が集団を率いる。さらに3馬身ほどの5、6番手を紅一点のアメリアイアハート(5番人気タイ)と並走したハイウェイマンは、長い直線の入口でひと固まりとなった集団の外を手応え良く進出した。
ハイウェイマンは鞍上の腕が動きはじめたクリスマスデーを残り3ハロン過ぎで持ったまま捕らえ、そのタイミングで満を持してのスパート。道中で直後にいたエンケラドゥスが1馬身差で追撃してくると、外にもたれながらも最後の100ヤードから突き放してゴールに飛び込んだ。
さらに4馬身1/4差の3着に馬群の内を突いたアメリアイアハートが続き、クリスマスデーは勝ち馬に捕まると馬群に飲み込まれて9着に沈んだ。
ハイウェイマンはペルシアンキング(父キングマン)産駒で、2着のエンケラドゥスともどもJ.オブライエン調教師が管理。今年の5月19日に愛コーク競馬場の芝7ハロンでデビューするも8ハロン以下の距離で大きな着順を続け、7月の5戦目で距離を11.5ハロンに延ばすと9馬身差の圧勝で初白星を挙げた。続く前走も14ハロンのリステッドを快勝し、3連勝で一気に頂点を極めた。
殊勲のオズボーン騎手は長い英セントレジャーの歴史で女性騎手として初制覇の快挙。英競馬メディア『attheraces.com』は「人生で言葉を失ったことは一度もないと思う」「月曜日の朝には騎乗予定も、ましてチャンスがあるとも思っていなかったわ。たくさんの方々に感謝してもしきれない。まずは、私を信じてくれたジョセフ(オブライエン師)と彼のチームに感謝ね。ジョセフの人生は変わらないかもしれないけど、私のは変わるわ」などと、エージェントや家族ら関係者に感謝の言葉を並べるオズボーン騎手の様子を伝えている。
なお、ハイウェイマンのオーナーは豪州遠征を示唆。ただ、その決定についてはオブライエン師に一任とし、愛レパーズタウン競馬場でレースを見守ったオブライエン師は具体的なプランに言及していない。