現地29日、仏パリロンシャン競馬場でG2ヴィコンテッスヴィジエ賞（4歳以上、芝3100m）が行われ、5頭立ての3、4番手を追走した2番人気のソバーが逃げ粘る3番人気ザグッドマンをゴールで際どく差し切った。

　ザグッドマンがスローペースで逃げ、1番人気のビッグコールが2番手を追走。これを背後でマークするソバーは上がり勝負となった直線で外から捕らえにかかり、ザグッドマンに短クビ差で勝利。ビッグコールはさらに1馬身1/4差の3着に敗れた。

　ソバーはA.ファーブル調教師が管理し、ヴェルテメール兄弟が所有するキャメロット産駒の4歳馬で重賞初制覇。昨年は10月にG2ショードネイ賞2着、G1ロワイヤルオーク賞3着と善戦したが、その後に去勢されると今季初戦の条件戦では圧倒的人気に応えて3勝目、今回で通算4勝目と効果を見せている。