【コーフィールドC】近5年のデータから馬券で狙える条件とは?
2018年10月18日 11:00
メルボルンCの前哨戦として知られるコーフィールドカップ。昨年は人気薄のブームタイムが優勝するなど、波乱傾向が強い同レースを近5年のデータから探っていく。
まず表1は単勝人気別成績。1番人気馬が一昨年のジャメカら2勝をあげており、複勝率80%と高い。一方、2番人気馬からは3着以内馬が出ておらず、不振傾向にある。活躍が目立つのが5番人気馬で14年アドマイヤラクティら2勝をあげ、連対率トップだ。
昨年は13番人気ブームタイムが優勝。2・3着には6番人気以下の伏兵が3頭ずつ入っており、人気薄の激走が多い。多頭数で人気薄から狙っても面白い一戦だ。
表2は斤量別成績。ハンデ戦で52~52.5kgの馬は昨年のブームタイムら2勝で一発がある。また、55~55.5kgの馬が連対率・複勝率トップだ。57kg以上で好走したのは14年に58kgを背負って勝利したアドマイヤラクティのみ。
なお、51.5kg以下の軽ハンデ馬、54~54.5kgの馬は不振傾向にある。
表3は調教国別3着以内数。地元のオーストラリア調教馬が昨年のブームタイムら3勝をあげ、3着以内数も過半数の8回を占めている。昨年は1・2着馬が該当しており、毎年1頭は3着以内に入っている。他の調教国ではニュージーランド調教馬が15年モンゴリアンカーン、日本調教馬が14年アドマイヤラクティがそれぞれ勝利している。
また勝ち星こそないものの、イギリス調教馬は2着3回と多く、要注目だ。
表4は前走レース別3着以内数。近5年で複数の3着以内馬を出しているのがターンブルS組とコーフィールドS組。特にターンブルS組は間隔が中1週ながら、一昨年のジャメカら最多の2勝をあげている。上位2つのレースはチェックしておきたい。
天皇賞・春組からは14年アドマイヤラクティ、ハーバートパワーS組からは昨年のブームタイムがそれぞれ勝利している。なお、2着はその他のレースが4回と多岐にわたっている。
最後に表5は過去にコーフィールドCで3着以内に好走した日本馬の一覧。近5年では14年1着アドマイヤラクティのみだが、05年にはアイポッパーが2着、06年にはデルタブルースが3着に入っている。
これら3頭は5~6歳の牡馬で、前走春の天皇賞で3着以下、初の海外レースで好走している。