【世界の騎手紹介 Vol.43】シェーン・フォーリー

2020年07月15日 15:00

アイルランドを拠点に活躍するシェーン・フォーリー騎手は1988年3月11日、アイルランド生まれ。

15歳で初めて馬に乗り、競馬学校卒業後、マイケル・ハルフォード厩舎の見習いとして2007年にデビュー。同年6月20日にレパーズタウン競馬場でスナップに騎乗して初勝利を挙げた。この年は6勝に終わったが、3年目の2009年に33勝、4年目の2010年には怪我がありながらも23勝。見習い騎手チャンピオンのタイトルこそ取れなかったが、乗れる若手として大いに注目され、2010年8月にはスネーフェルでG3フェニックススプリントSを勝って重賞初制覇を果たした。

2016年にはG1愛1000ギニーをジェットセッティングで勝って悲願のG1初制覇を達成した。2017年9月には10年以上も続いたハルフォード厩舎との契約を解消し、フリーランスとなったが、2018年にはG1愛2000ギニーをローマナイズドで勝って2つ目のG1制覇。2019年2月からはジェシカ・ハリントン厩舎の主戦となっており、同年には同厩舎のミリスルでG1チェヴァリーパークS、アルビグナでG1マルセルブーサック賞を制した。アイルランドのリーディング争いでは2011年以降毎年トップ10入りを果たしており、2019年は76勝で3位。

日本でも短期免許及びワールドオールスタージョッキーズで騎乗経験があり、2016年にはプロフェットでG3京成杯を制している。

近年のG1勝ち
2019年
マルセルブーサック賞(フランス):アルビグナ
チェヴァリーパークS(イギリス):ミリスル

2018年
愛2000ギニー(アイルランド):ローマナイズド

2017年
なし

2016年
愛1000ギニー(アイルランド):ジェットセッティング

文:秋山響(TPC)