現地20日の仏G2ケルゴルレイ賞（芝3000m）を1馬身1/4差で快勝したマルメロのH.モリソン調教師が、レース後に示唆したG1愛セントレジャー参戦を取りやめ、豪G1メルボルンカップへ目標を切り替えた。

　モリソン師は「理想を言えば2週後（9月10日）の愛セントレジャーに使いたいけど、メルボルンCはハンデ戦ということに留意しないとね。もしオーダーオブセントジョージやビッグオレンジと接戦になったら、それは（重いハンデを課されて）メルボルンCでの勝機を逃すことになる。馬主たちは遠征に凄く前向きで、我々は彼にまだ良化の余地があると希望を持っている」と戦略的判断を明かした。

　なお、モリソン師のプランによると10月初旬から中旬に現地入りし、マルメロを前哨戦に使う考え。ただ、メルボルンCまで18日という間隔になるため、現時点ではコーフィールドカップを候補から除外しており、どのレースに使うか「難しいね。たくさんの決断を要す」と頭を悩ませている。