現地5日、仏パリロンシャン競馬場にてG1ムーランドロンシャン賞（芝1600m）が行われ、圧倒的な1番人気に推されていた無敗馬バーイードが連勝を5に伸ばした。

　レースはオーダーオブオーストラリアがハナを切ったところを、ドイツからの遠征馬ノーベンバが一気に進出して大逃げ。バーイードは3番手の好位につける。直線では失速したノーベンバをバーイードがかわして先頭に立ち、そのまま押し切った。

　1馬身1/4差の2着に昨年の米G1ブリーダーズカップマイル勝ち馬のオーダーオブオーストラリア。さらに短クビ差で昨年の仏2000ギニー馬ヴィクタールドラムが続き、2番人気だった今年の英G1ファルマスステークス勝ち馬スノーランタンは4着までだった。

　W.ハガス厩舎のバーイードはシーザスターズ産駒。デビュー4連勝で7月末の英G3サラブレッドステークスを勝ち、今回は初のG1挑戦で強豪との対戦だったが、危なげなくG1初制覇を達成した。