現地25日、米パークスレーシング競馬場にてG3ターフモンスターステークス（芝5ハロン）が行われ、単勝109.6倍の10歳せん馬ハリウッドタレントが勝利する大波乱が起こった。

　後方からの競馬になったハリウッドタレントは、まくり気味にポジションを上げて3番手で直線へ。そこから力強く伸びて前を差し切り、追い込んできた3歳馬ビアキャンマンを1馬身1/4差で抑え込んだ。

　タレントサーチ産駒のハリウッドタレントは2歳時に重賞を2戦した後は2年前のターフモンスターS3着が唯一の重賞経験で、昨秋のクレーミングレースで勝った際にW.ニールソン氏が購入した際の価格はわずか8000ドル（約88万円）だった。そこから6戦未勝利が続いていたが、今回の勝利で賞金16万8000ドル（約1860万円）をゲットした。

　なお、現在ハリウッドタレントを管理するJ.ヴァスケス調教師は11月のブリーダーズカップターフスプリント挑戦を示唆。「彼は10歳馬だし、最善のケアを尽くすつもり」と話している。