現地4月30日、豪G2ヴィクトリーステークス（2歳以上、芝1200m）がイーグルファーム競馬場で行われ、2番人気に推されたリアルインパクト産駒のカウントデルピーが直線の追いくらべを0.2馬身差で制した。

　カウントデルピーは逃げる1番人気のロスファイアから5馬身ほどの中団ラチ沿いで中間点を通過。直前から抜け出しを図る6番人気スカロピニとロスファイアの間を突いて追いくらべに持ち込み、ゴール前でスカロピニを退けた。さらに1馬身差の3着にはジャマエア（7番人気タイ）が外から追い込み、ロスファイアは5着に終わった。

　カウントデルピーは昨年11月に行われた賞金総額100万豪ドルの条件戦（ザ・ゴング）に勝利して休養入り。3月のニューマーケットハンデキャップで復帰するも17頭立ての16着、続くTJスミスステークスも最下位の11着とG1の壁に跳ね返されたが、3戦目の前走はG3ホールマークステークスで2着に巻き返していた。この勝利でうれしいで重賞初制覇としている。