無敗で英ダービーを制したデザートクラウンが、脚部不安のため現地23日の英G1キングジョージ6世＆クイーンエリザベスステークスへの出走を回避することが決まった。

　デザートクラウンは英ダービー後、キングジョージへ向けて調整していたが「足に軽度の問題」が起こったと13日に報じられ、翌14日にM.スタウト調教師が「デザートクラウンはキングジョージのためにアスコット（競馬場）へ行くことはないだろう」と発表した。

　陣営のレーシングマネージャーは「検査の最終結果はまだ知らないが、マイケル（スタウト調教師）はキングジョージには出られないとだけ私に伝えた」とコメント。手遅れになる前に状況を把握できたことは不幸中の幸いとし、「時間が立たたないと分からないが、願わくば復活してほしい。（今後については）マイケルから何も言われなかったが、私としてはヨーク（英インターナショナルステークス）、そして凱旋門賞を考えている」と語った。