欧州牝馬クラシックで有力視されながら不運が続いているエミリーアップジョンだが、主戦を務めるL.デットーリ騎手は今週末の英G1キングジョージ6世＆クイーンエリザベスステークスでの巻き返しに自信を見せている。

　英オークスで1番人気に推されていたエミリーアップジョンだが、スタートで出遅れると直線では大外に進路を取ったことが災いしてチューズデーの2着に惜敗。出走予定だった今月16日の愛オークスは、搭乗予定だった飛行機のトラブルで出走できないアクシデントに見舞われた。

　それでもデットーリ騎手は「ついてなかったが、キングジョージが1週間後にあったことのは不幸中の幸い。ルーティーンを継続することができる」とコメント。「ここ数週間はジュライコースで調教し、いい状態に見える。とはいえキングジョージはより厳しいレースになるだろうが」と語った。

　タフなコースに6頭立てとはいえ強豪ぞろいのキングジョージだが、デットーリ騎手は「斤量差は大きなアドバンテージだし、アクシデントがなければいいパフォーマンスを期待できる。エプソム（英オークス）での不運が全て払しょくされることを祈っているよ！」と続けていた。