現地29日、英グッドウッド競馬場にてG2キングジョージステークス（芝5ハロン）が行われ、R.ムーア騎乗のカーデムが接戦を制した。

　序盤は3つに分かれた集団のうち、大外グループの中段に控えたカーデム。中央のグループと合流後もしばらく足をためていたが、残り2ハロン過ぎからスパート。ラスト1ハロンを切ったところで先頭に立つと、追い込んできた1番人気ラーセルをクビ差で振り切った。

　C.ヒルズ厩舎のカーデムはダークエンジェル産駒の6歳せん馬。3歳時にコモンウェルスカップ（7着）などG1レースを3戦しているがその後は長く重賞戦線から遠ざかり、今年4月の英G3パレスハウスステークスで待望の重賞初制覇。今回は約3カ月の休み明けだったが、見事に重賞2連勝を果たした。