現地15日に英アスコット競馬場で行われるG1英チャンピオンステークス（芝10ハロン）の枠順が確定。これが引退レースとなる欧州最強馬バーイードは9頭立ての1番枠に入った。

　マイル路線で頭角を現したバーイードは、初の中距離戦だった8月の英インターナショナルステークスを圧勝して無傷の10連勝。仏G1凱旋門賞への挑戦を回避して、ここをラストランに定めた。

　大手ブックメーカーの前売りではバーイードが圧倒的な1馬人気。中距離路線の有力馬の参戦が少ないこともあり、『コーラル』ではバーイード（1.2倍）以外に10倍以下のオッズが付いているのは昨年の英ダービー馬アダイヤー（5.5倍）のみとなっている。

　以下、5連勝で5月の英G3ブリガディアジェラードステークスを制したものの、その後は中距離G1で2連敗のベイブリッジが11倍、7月の仏G2ウジェーヌアダム賞を制したマイプロスペロが23倍で続いている。