カナダのウッドバイン競馬場で現地23日にG3オンタリオダービー（3歳、オールウェザー9ハロン）が行われ、木村和士騎乗の1番人気アイロンストーンが2着のザミンクスター（2番人気）に2馬身3/4差をつけて快勝した。

　大外の5番枠から素早く2番手につけて最初のコーナーに入ったアイロンストーンだが、向正面に入る手前でペースが落ちると掛かり気味に。木村騎手がなだめる間に外から2頭にかわされるも、逃げるザミンクスターの背後をキープし続けると直線では弾けるように末脚を炸裂させた。福元大輔騎手が騎乗した3番人気ラックマンは5着に終わっている。

　アイロンストーンはミスタースピーカー（その父プルピット）産駒の牡馬で重賞初制覇。昨年11月のG3グレーステークスで2着、今年7月のG3マリンステークスで3着があり、その次戦からクイーンズプレート（4着）、プリンスオブウェールズステークス（2着）とカナダ三冠戦の前2戦で一歩及ばなかった。

　木村騎手は昨年のオンタリオダービーをフロステッドオーバー、一昨年はフィールドパスで制しており、この勝利で3連覇としている。