現地3日、愛ダンドーク競馬場にて欧州での米G1ケンタッキーダービー出走馬選定ポイントシリーズ「European Road to the Kentucky Derby」の対象レースであるリステッドのパットンステークス（3歳、オールウェザー8ハロン）が行われ、R.ムーア騎乗のカイロが快勝した。

　前半は2番手の好位につけたカイロは早めに先頭に並びかけ、直線では外目に進路を取ってスパート。最後は2着のニュースアットテンに2馬身差でゴールした。

　A.オブライエン厩舎のカイロはクオリティロード産駒。デビュー4戦目だった昨年10月の愛G3キラヴランステークスを勝っており、休み明けのここも制して通算5戦3勝とした。

　同馬の今後について厩舎代表は「順調ならドバイへ遠征してUAEダービーに向かう」とコメント。「KYダービーに行く可能性もあるかもしれない。米三冠にはエントリーしている」と続けている。

　なおオブライエン厩舎は2018年に前年の米G1ブリーダーズカップジュベナイルターフ勝ち馬メンデルスゾーンでパットンSを制し、続くUAEダービーも連勝。5月のKYダービーに挑戦したが、不良馬場に泣かされて最下位の20着に沈んだ。