現地1日、G1オーストラリアンダービー（3歳、芝2400m）がランドウィック競馬場で18頭により争われ、12番人気のメジャービールが2番手追走から最終コーナーで先頭を奪うと、後方3番手から大外を追い込むヴァーチュアスサークル（7番人気タイ）に0.81馬身差をつけて押し切った。

　さらに0.85馬身差の3着には中団馬群の中からリアルインパクト産駒のスイズロ（13番人気）が続き、1番人気に推されたニュージーランドダービー馬シャープンスマートは中団の後ろを追走するも、ヴァーチュアスサークルの捲りに外から動きを封じられ、勝ち馬から2.54馬身差の4着に終わった。

　メジャービールはサヴァビール産駒のセン馬でG.ウォーターハウス＆A.ボット調教師が共同管理。2歳最終盤の昨年7月28日にデビュー2戦目で初白星を挙げ、その後は条件戦を中心に7戦して今年2月に2勝を追加した。前走のG2タラックステークスで重賞に初挑戦すると0.06馬身差の2着に惜敗したが、通算4勝目の重賞初制覇がビッグタイトルとなった。

　なお、ウォーターハウス師は初の豪ダービー制覇としている。