現地1日、イタリアのカパンネッレ競馬場でG3伊2000ギニー（3歳牡馬、芝1600m）が行われ、今年限りでの引退を表明しているL.デットーリ騎手が同レース初制覇を達成した。

　イタリア出身で世界各国のG1を数多く勝ってきた52歳のデットーリ騎手は、昨年のイタリア2歳王者ヴェロアトレータに騎乗。中段待機から鋭く末脚を伸ばして早めに先頭に立ち、4馬身半差の圧勝を収めた。

　英競馬メディア『At The Races』によると、デットーリ騎手は「このレースで2着4回から35年を経て、ついに勝ったよ」「最後のチャンスだったけれど、これで心置きなく引退できるね」とコメント。「2000ギニーに1000ギニー、ダービーにオークスを勝って引退できるのは嬉しい。あいにくの天気だったが、母国に戻ってこられたのは喜ばしいことだ」と語った。