JRAは7日、現地6日の米G1ケンタッキーダービーで6着だったデルマソトガケの関係者コメントを発表した。

　UAEダービー1着からの参戦だったデルマソトガケはスタートで出遅れ、最後の直線で追い上げたものの勝ったメイジには届かなかった。

　 音無秀孝調教師は「大事なレースではありましたけど、ゲートが開いた瞬間が全てですね。作戦は前での競馬でしたが、それが全くできない状況に陥り、あの位置から巻き返すことは無理でした。昨年は前に行った馬が止まる展開でしたが、今年は前に行かないと駄目なレースで、できれば好位差しをして欲しかったです」とコメント。

　さらに「ルメール騎手は、手応えがあって十分に行けると思ったと言っていましたが、やはり位置取りが悪すぎました。ゲートの出遅れが全てではないかな、と思います」と続けた。

　そのC.ルメール騎手は「スタートはそんなに早くなかったですが、ポジションを徐々に上げて、3、4コーナーでは良いポジションを取れました。手応えも良かったので、もっと走れると思いましたが、ジリジリとしか伸びませんでした。最後までよく頑張って走ってくれました」とレースを振り返った。