東京シティ競馬（TCK）は7日、現地6日の米G1ケンタッキーダービーに日本の地方競馬から初めて出走したマンダリンヒーローの藤田輝信調教師のコメントを発表した。

　補欠枠から繰り上がりで出走を果たしたマンダリンヒーローは中段追走から伸び切れず12着。藤田師は「出走できると信じて現地に入り、納得の調整ができました。5着以内に入れればと思っていましたが、残念な結果になりました。でも、挑戦できてよかったです」と振り返った。

　マンダリンヒーローの様子については「パドックから返し馬、ゲートも行儀よくしてくれて、雰囲気も問題なかったです。スタートも良く道中はいいポジションが取れていたので、しまいは必ずいい脚を使ってくれると信じて見ていました。顔がドロドロになりながらも、最後まで頑張って走ってくれたので、（マンダリンヒーローには）感謝しかないです」と語り、同馬を労った。

　今後については「この後は帰国する予定です。日本に着いて様子を見ながらになりますが、ジャパンダートダービー（7/12）出走を目指していきたいです」と話し、「朝早くから応援していただきありがとうございました。日本に戻ってからも、引き続き応援よろしくお願いします」とファンへの感謝を述べていた。