現地19日、6月のG1英ゴールドカップの前哨戦にあたるG2ヨークシャーカップ（芝14ハロン）がヨーク競馬場で行われ、ブービー人気の伏兵ジャベロットがG1馬たちを下す金星を挙げた。

　レースはクイックソーンが逃げて縦長の展開となり、ジャベロットは4番手から。そのままの隊列で直線に入ると勝負どころから伸びたジャベロットが一気に先頭に立ち、そのまま押し切った。

　追い込み届かず半馬身差の2着はG1英セントレジャー馬エルダーエルダロフ。2021年に仏G1サンクルー大賞勝ちがあるキーファーズ共同所有のブルームはさらに1馬身差の3着だった。

　M.ボッティ厩舎のジャベロットはマスタークラフツマン産駒の4歳馬。昨年の英セントレジャーではエルダーエルダロフの3着、今年3月のG2ドバイゴールドカップではブルームに完敗の9着だったが、両馬に借りを返しての重賞初制覇となった。