2022年の愛2000ギニーなどG1を3勝したネイティヴトレイルの引退が、現地23日にオーナーのゴドルフィンから発表された。英競馬メディア『racingpost.com』などが報じている。

　オアシスドリーム産駒のネイティヴトレイルはC.アップルビー厩舎からデビューし、2歳時に愛G1ヴィンセントオブライエンナショナルステークスと英G1デューハーストステークスを制覇。5連勝で臨んだ英2000ギニーで2着と初黒星を喫したが、続く愛2000ギニーを制した。

　その後は中距離路線に挑戦したものの、7月の英G1エクリプスステークス3着、8月のG1英インターナショナルステークス5着と連敗。マイル路線に戻した今年も2戦して勝ち星がなく、今月20日の英G1クイーンアンステークス8着がラストランとなった。通算成績は11戦6勝（重賞5勝）。

　ゴドルフィン関係者は「ネイティヴトレイルは並外れたキャリアを送った。今が引退の時だと考えており、来年の種牡馬入りに備える」と話している。