現地15日、英ニューマーケット競馬場で2歳G2スーパーレイティブステークス（芝7ハロン）が9頭により争われ、発馬良く先行した1番人気のシティーオブトロイが残り2ハロンを切って先頭に立つと、後続を6馬身1/2差と突き放して圧勝した。

　2着に3番人気のハーテムが続き、さらに3馬身1/4差の3着には未勝利馬のオデッセイ（7番人気）が入線。2番人気のグレートトゥルースは後方から残り1ハロンで勝ち馬の背後まで迫るも、ゴール前の上り坂で力尽き4着に終わった。

　シティーオブトロイはA.オブライエン調教師が管理するジャスティファイ産駒の牡馬で、母は2014年に2歳G1フィリーズマイル勝ちのトゥギャザーフォーエバーという良血。2週前の7月1日にカラ競馬場の7ハロンでデビュー戦を飾り、無傷の2連勝で重賞制覇を飾った。

　英競馬メディア『racingtv.com』は、オブライエン師が「彼は並みじゃない」と繰り返し絶賛するコメントを掲載。オブライエン師はマイルまでは問題ないとし、今後はフューチュリティステークスやヴィンセントオブライエンナショナルステークス、デューハーストステークスなどあらゆるレースが選択肢になると話している。

　なお、この圧勝劇を受けて大手ブックメーカーの『コーラル』は来春の英2000ギニーにおける前売りオッズを4.5倍から3.5倍にカット、『パディパワー』は英ダービーで5倍に設定している。