現地16日に米サラトガ競馬場で予定されていたG3クイックコールステークス（3歳、芝5.5ハロン）は降雨の影響でダート5.5ハロンのリステッドに変更されて行われ、I.オルティスJr.騎乗のアンキャッシュドが圧勝した。

　アンキャッシュドはもともとダートで圧勝を繰り返しており、本来なら今回は初の芝レースに挑戦する予定だった。その目論見はご破算となったが、レースでは好スタートからハナを切って直線では後続を突き放し、2着のジョイフレッシュウォーターに5馬身半差の圧勝だった。

　L.リヴェリ厩舎のアンキャッシュドはアンキャプチャード産駒。これで通算6戦5勝となった。米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、リヴェリ調教師はレース後に芝への挑戦を急ぐことはもうしないと語り、「ダートの方がいいね。こんな勝ち方をした以上は、芝適性の実験をする必要はさほどない」とコメント。次走の候補に8月26日のG1アレンジャーケンスステークス（3歳、ダート7ハロン）を挙げていた。