2003年の米クラシックで二冠を制したファニーサイドが、繋養先で疝痛の合併症により死亡したことが分かった。23歳だった。

　デビュー前に去勢されていたファニーサイドは、2003年にG1ウッドメモリアルステークス2着から臨んだG1ケンタッキーダービーでエンパイアメーカーを2着に下して優勝。セン馬のKYダービー制覇は1929年のクライドヴァンデュセン以来だった。

　続くG1プリークネスステークスも9馬身3/4差で圧勝して三冠制覇への期待も高まったが、G1ベルモントステークスではエンパイアメーカーの3着に終わって快挙達成ならず。翌04年秋にはG1ジョッキークラブゴールドカップを勝ち、その後は大舞台から遠ざかったものの07年まで現役を続け、通算38戦11勝（重賞5勝）の成績を残した。