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ロマンチックウォリアーは豪州遠征へ、シャム師が具体的プランに言及

2023年07月19日 10:45

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 今シーズンの香港カップとクイーンエリザベス2世カップを制し、香港の年度表彰では最優秀中距離馬に輝いたロマンチックウォリアー陣営が、新シーズンの豪州遠征について具体的なプランを用意していることが明らかになった。

 豪州のレーシングヴィクトリア(RV)が現地17日に公開したリリースによると、香港シーズンの最終日を迎えた16日にC.シャム調教師が「我々の予定では、ロマンチックウォリアーはフレミントン競馬場のターンブルステークス(10月7日)を走る。現段階で9月中旬にオーストラリアへ向けて香港を発つ。メルボルンのスプリング・カーニバルに参加することを楽しみにしている」と発言。

 シャム師は香港Cとクイーンエリザベス2世Cをはじめ、ロマンチックウォリアーとのコンビで3戦全勝のJ.マクドナルド騎手をターンブルSに向けて確保しているとのことで「ジェームズ・マクドナルドを乗せるターンブルSで彼が見せるパフォーマンスは、ムーニーバレーのコックスプレートでの強力なパフォーマンスに希望をつなげる生命線だ」と、コックスプレート(10月28日)も視野に入れた戦略にも踏み込んでいる。

 実現すれば、シャム師にとって初の豪州遠征となるが、国際舞台での同師は2012年にロイヤルアスコット開催のキングズスタンドステークスをリトルブリッジで制した実績がある。豪競馬メディア『racing.com』によると、ロマンチックウォリアーは現地ブックメーカー『スポーツベット』のコックスプレートにおける前売りで単勝4.20倍をつけている。

 なお、香港調教馬は2005年にケープオブグッドホープがオーストラリアステークスを制したのが唯一の勝利。2015年にJ.ムーア調教師のドミナントがシドニーカップで6着、メルボルン地区に限定すると2013年にラッキーナインがマニカトステークスで2着になったのが直近の遠征例となる。