今年の仏ダービー馬エースインパクトが、9月の前哨戦を使わずに10月1日の仏G1凱旋門賞に向かうことが分かった。英競馬メディア『At The Races』が報じている。

　エースインパクトを管理するJC.ルジェ調教師は、2019年の仏ダービー馬ソットサスを9月の仏G2ニエル賞（1着）をステップに凱旋門賞へ送り出して3着。翌20年はソットサスをG1アイリッシュチャンピオンステークス（4着）から凱旋門賞へ向かって見事に勝利をつかんだ。また昨年の仏ダービー馬ヴァデニは愛チャンピオンS（3着）から凱旋門賞2着だった。

　エースインパクトは仏ダービー制覇後に今月15日の仏G2ギヨームドルナノ賞を制してデビュー5連勝としている。

　仏ダービー制覇後に同馬の権利の半分を購入したグスリーレーシングの関係者は、「ダービー以降のエースインパクトの目標は、ルジェ調教師が発表したように凱旋門賞。私たちはその計画に従っている」「彼は凱旋門賞の前売り1番人気で、無敗で、限界は未知数。夢は続いている」と語っていた。