現地7日、ファシグティプトン社のノベンバーセールが米ケンタッキー州で行われ、2005年の天皇賞（春）の覇者スズカマンボなどの生産牧場として知られるグランド牧場が今年の仏G1ムーランドロンシャン賞を制したソーテルヌを420万ドル(約6億3000万円)で落札した。

　ソーテルヌはキングマンボ産駒の3歳馬。仏1000ギニー3着、ジャンプラ賞2着、ロートシルト賞3着とG1で惜敗が続いた後、9月にムーランドロンシャン賞でG1初制覇を果たした。通算成績は12戦5勝。

　アラゴルン産駒の母は未出走だが、半姉のスタセリタ（父モンズーン）は仏オークスなどG1を6勝した活躍馬。その娘でソーテルヌのいとこにあたるソウルスターリング（父フランケル）は日本でオークスなどを制した。昨年に桜花賞とオークスの二冠を制したスターズオンアース（父ドゥラメンテ）も近親にあたる。

　同牧場はその他にも、昨年に米2歳G1デルマーデビュタントステークスを制したアンドテルミーノーライズ（3歳、父アロゲート）も230万ドルで落札している。