現地11日、カナダのウッドバイン競馬場でG2ベスアラビアンステークス（3歳以上牝馬、オールウェザー7ハロン）が行われ、木村和士騎乗のロイヤルティが1番人気に応えた。

　一団となった馬群のやや前方にポジションを定めたロイヤルティは第3コーナーからロングスパート。直線では先行勢の外から末脚を伸ばして突き抜けると、2着のラブトゥショップに1馬身半差をつけてゴールした。

　J.キャロル厩舎のロイヤルティはハードスパン産駒の4歳馬。今年7月のG3ヘンドリーステークス以来の重賞2勝目となった。米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、木村騎手は「前走（G3オンタリオファッションステークスで途中から逃げて3着）は前に来る馬が少なく序盤から積極的に行ったが、先行勢が多かった今日は運よくその後ろに付けられた。後方からの競馬の方が得意な馬だし、終いの脚も力強かった」と語った。