現地18日、英ニューマーケット競馬場で英2000ギニーの前哨戦にあたるG3クレイヴンステークス（3歳牡馬・セン馬、芝8ハロン）が行われ、S.レヴィー騎乗のハーテムが快勝した。

　序盤のハナ争いから引いて馬場中央寄りの集団の2番手につけたハーテムは、残り3ハロン過ぎから先頭に並びかけてスパート。先頭に立った後は後方から追い込んできたエベンシャダッドも3馬身半差で退けた。

　1番人気に推されていた仏2歳G1クリテリウムアンテルナシオナル2着馬アルカンターはブービーの6着に沈んだ。

　R.ハノン厩舎のハーテムはフェニックスオブスペイン産駒。2歳時は英G2ヴィンテージステークス勝ちがあり、今回は昨年10月の英G1デューハーストステークスでシティーオブトロイに完敗の5着以来だったが、危なげない勝利でクラシック戦線に名乗りを上げた。

　競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、ハノン調教師は同厩馬のロサリオンと共に英2000ギニーに出す意向を示している。