【凱旋門賞】エネイブルが最高峰も完勝、サトノダイヤモンドは見せ場作れず

2017年10月01日 23:38

 現地時間1日、フランスのシャンティイ競馬場で行われた凱旋門賞(芝2400m)は、L.デットーリ騎乗の3歳牝馬エネイブルが好位追走から直線で楽々と抜け出し快勝。G1を5連勝として欧州芝レースの最高峰を制した。走破時計は2分28秒69(SOFT)。

 2馬身1/2差の2着に地元フランスのクロスオブスターズ、さらに1馬身1/4差の3着にはユリシーズが入線。日本期待のサトノダイヤモンドは中団やや後ろ寄りから直線に賭けるも末脚不発で15着、サトノノブレスは中団の前でレースを進めたものの16着に沈んだ。

 エネイブルは発馬良く序盤2番手につけたが、オーダーオブセントジョージが割り込むように前に出て、逃げる僚馬アイダホとともに集団を先導する。エネイブルは鞍上からオーダーオブセントジョージの外に出せる位置へ誘導され、終始手応え良く3、4番手を追走。直線に入るとスムーズに進路を確保し、残り300mから抜け出してあっさりと勝負を決した。

 日本勢はサトノノブレスがエネイブルを直前に見る好位置を確保。その3馬身ほど後ろからサトノダイヤモンドが続いた。直線早々にサトノダイヤモンドとサトノノブレスが並ぶ形になり、そこから両馬の位置関係が入れ替わると思われたものの、馬体を併せたまま伸び切れず、そのまま後方でのゴールとなった。