ギブアンドテイク、ミュージドラS快勝も調教師は英オークスに懐疑的

2018年05月17日 11:20

 現地16日にヨーク競馬場で英オークスの有力前哨戦であるG3ミュージドラステークス(3歳牝馬、芝10ハロン56ヤード)が行われ、2番人気のギブアンドテイクが横一線の争いを外ラチ側から制した。

 1馬身差の2着にダンシングブレーヴベアーが入線し、L.デットーリ騎乗の1番人気ハイガーデンは伸びを欠き4着に敗れた。

 ギブアンドテイクは昨年9月のデビュー3戦目に初勝利を挙げて休養。4月27日の3歳初戦で2着とし、2戦目のミュージドラSで重賞初制覇を飾り通算成績を5戦2勝(2着3回)とした。

 ギブアンドテイクを管理するW.ハガス調教師は勝利を喜びつつも「彼女が1マイル半(12ハロン)をこなせると確信したことがない。オーナーは良質のステイヤー家系と力説するけど、彼女が見せてくれるのはいつもスピードなんだ」と英オークスでの距離延長には懐疑的。「来週(27日)のサンタラリ賞(仏G1、芝2000m)に登録してあるから、そちらを考えている。日程に余裕がないけどオークスには確信を持てないのでね。オーナーが望むならオークスにするけど」と、英オークス参戦には気乗りしていない様子だった。