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英1000ギニーは大波乱、最低人気タイのビルズドンブルック差し切り勝ち

2018年05月07日 11:35

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 現地6日、英ニューマーケット競馬場にてG1英1000ギニー(3歳牝馬、芝8ハロン)が行われ、最低人気タイだった伏兵ビルズドンブルックが鮮やかな差し切りがちで大波乱を起こした。

 1馬身3/4差の2着は先行して粘ったローレンス。1番人気に推されていたハッピリーはさらに半馬身差の3着までだった。

 R.ハノン厩舎のビルズドンブルックは2歳時に英G3プレステージステークスを制すなど8戦3勝。今年初戦だった4月の英G3ネルグウィンステークスでは4着にとどまり、G1初挑戦の今回は人気を下げていたが、下馬評を覆す快走を披露した。

 騎乗したS.リーヴィー騎手はクラシック初制覇。また単勝オッズ67倍で馬券に絡むのは、2010年のジャックラインクエスト(1着入線後、2着に降着)と並ぶ英1000ギニー史上で最も人気薄での決着となった。

 ハノン調教師は「ビックリしたが、まぐれだとは思わなかった」とコメント。「過去にギニーを勝った私の厩舎の馬たちはみんな前哨戦が必要で、そのトライアルではだいたい負ける傾向にあったからね」と語った。

 またリーヴィー騎手は「正直に言って驚いた。ネルグウィンSでは少し太めだったが今年初戦だったからね。よく4着に入ったと思っていた。課題は多かったがそれをきっちり解決していたね。残り2ハロンでの仕掛けはちょっと早いかとも思ったが、彼女を失望させたくなかったんだ。G1を勝てて嬉しいよ」と話していた。