欧州遠征でG1を2勝、レディオレリアが引退

2018年07月20日 12:00

 アメリカ調教馬ながら欧州の短距離G1を2勝したレディオレリアの現役引退が決まったことが分かった。

 レディオレリアは2歳時の2016年に英G2クイーンメアリーステークスと仏G1モルニー賞を連勝。3歳となった昨年も英G1キングズスタンドステークスを制した。ただし昨秋の米G1ブリーダーズカップターフスプリントでは10着と完敗。今年は4月の米準重賞で2着、連覇を目指したキングズスタンドSでも7着に終わっていた。通算成績は10戦5勝。

 W.ウォード調教師は「レディオレリアは引退した。私にとってはハードな決断だったが、オーナーたちにとっては恐らくそうではなかっただろう」「ここ3戦の彼女の走りがよくなかったことは認めねばならない」とコメント。「レディオレリアにとっては引退こそがベスト。彼女は私のキャリアの中でも素晴らしい成果を出してくれた。私を信頼して預けてくれた関係者たちには感謝しきれない」と話していた。