ウィズアウトパロール惨敗、ライトニングスピアがサセックスSで悲願のG1制覇

2018年08月02日 13:30

 G1サセックスステークス(3歳以上、芝8ハロン)が現地1日に英グッドウッド競馬場で行われ、4戦無敗の3歳マイル王ウィズアウトパロールが出走。単勝1番人気の支持を集めて逃げたものの、勝ち馬から6馬身1/2差の7着に惨敗した。

 ゴール前で馬群を割ったライトニングスピアが2着のエキスパートアイに1馬身1/2差をつけて快勝。さらに1/2差の3着にはロードグリッターズが続いた。

 ピヴォタル産駒の7歳馬ライトニングスピアは16回目のG1挑戦で悲願の初制覇。今季初戦のロッキンジステークスで短アタマ差の2着、前走のクイーンアンステークスでも3着に惜敗したのをはじめ、2016年以降は前走まで15戦中13戦でG1レースに挑戦していた。

 D.シムコック調教師は「彼は調教しやすい馬で、G1では6回も入着したことがあるし、我々を落胆させたことなど一度もない」とライトニングスピアを称賛。「誰よりも私が喜んでいる」と感慨ひとしおだった。

 なお、1番人気を裏切り初黒星を喫したウィズアウトパロールのJ.ゴスデン調教師は「早々に負けると思ったよ。1人でも行ってくれればと願っていたのだが。ペースが遅かったし、先頭を走るのは彼のレーススタイルではないから、あんな形ではベストパフォーマンスを発揮できないだろうね」と、押し出されるように逃げる格好になった内容を敗因に挙げた。