ロアリングライオンがG1連勝、英インターナショナルSで強豪たちを一蹴

2018年08月23日 10:50

 G1英インターナショナルステークス(芝10ハロン56ヤード)が現地22日にヨーク競馬場で行われ、中団を追走したロアリングライオンが直線で外に向かった馬群の内から突き抜けて完勝。前走のエクリプスステークスから連勝で2度目のG1制覇を飾った。

 G1連勝中で1番人気のポエッツワードは馬群の捌きに手間取り3馬身1/4差の2着に敗れ、さらに1/2差の3着には最後方からサンダリングブルーが入線。ディープインパクト産駒の英2000ギニー馬サクソンウォリアーは、ロアリングライオンを背後でマークするも突き放されて4着に完敗した。

 ロアリングライオンを管理するJ.ゴスデン調教師は「彼はエクリプスSを競り勝ったが、あの日よりも今日は一段と良化している。大きく、強くなり続けている本物さ」と絶賛。「彼は生粋の10ハロン馬だし、今日みたいに走れなかったら落胆するところだった。彼が凱旋門賞に向かうことはないだろう。差し当たって愛チャンピオンステークスから英チャンピオンステークスだね」と今後のプランを明かしている。

 また、2着に敗れたポエッツワードのM.スタウト調教師は「ジェームズ(ドイル騎手)は凄くゴチャついたと言っていた。直線に向いた時はいい位置にいると思ったけど、それから最悪になってしまった。それでも非常に勇敢だったし、バランスを取り直して2着に挽回したからよく頑張ったよ。態勢を立て直した時には、すでに勝ち馬は抜けていたから」とコメント。今後については「愛チャンピオンステークスには行かないだろうし、先のことはまだ判らない」と明言を避けた。