昨年の凱旋門賞馬エネイブルが、ついに現地8日に英ケンプトン競馬場にて行われるG3セプテンバーステークス（3歳以上、オールウェザー12ハロン）で戦列に復帰。その重要な一戦は今年のG1キングジョージ6世＆クイーンエリザベスステークスで2着と好走したクリスタルオーシャンとの一騎打ちになりそうだ。

　昨年はG1レース5連勝で凱旋門賞まで欧州競馬界を席巻したエネイブルだが、4歳となった今年は春先の故障で一度もレースに出れず。さらに復帰戦の今回は強敵が待ち構えている。

　クリスタルオーシャンは昨秋のG1英セントレジャーで2着。今年は6月のロイヤルアスコット開催でのG2ハードウィックステークスまで重賞を3連勝し、キングジョージではポエッツワードにクビ差の2着と一気に本格化した。

　ただしレーティング上は1ポンドだけエネイブルより上のクリスタルオーシャンは、今回のレースで8ポンドも重い斤量を背負う。またレースは5頭立てだが、エネイブルのJ.ゴスデン厩舎はエネイブルと同じアブドゥラ殿下が所有するウィークエンダーも送り込む予定になっている。