​BCクラシック出走のサンダースノー、KYダービーの悪夢払しょくなるか

2018年10月30日 11:25

 世界各国でG1レースを走り、芝とダートを問わず勝利を挙げているS.ビン・スルール厩舎のサンダースノー。現地11月3日には米G1ブリーダーズカップクラシック(ダート10ハロン)で通算4度目のG1制覇を狙う。

 サンダースノーは2歳時に仏G1クリテリウムアンテルナシオナルを制し、3歳時は仏G1ジャンプラ賞を勝利。そして4歳となった今年は3月にG1ドバイワールドカップを圧勝した。その後は休み明けだった8月のG1英インターナショナルステークスこそ最下位の8着と振るわなかったが、9月末の米G1ジョッキークラブゴールドカップ招待ではクビ差の2着と調子を上げてきた。

 スルール調教師は「サンダースノーのクオリティにはいつも満足している。レース中にここぞという場面でいい脚を使うし、故障知らずなのもいい」とコメント。「ドバイで初めてダートを走った時からBCクラシックを意識した」と語る。

 さらに同師は「英インターナショナルSは落鉄があったが、ジョッキークラブGCはとてもいいレースだった」と前哨戦を評価。メンタル面も含めた準備は万全だと自信を見せ、今年のBC開催地であるチャーチルダウンズ競馬場でかつて出走したG1ケンタッキーダービーでの競走中止の悪夢を払しょくすることを期待していた。