仏G3フィユドレール賞、小林師が管理のトーセンギフトは追い上げ及ばず

2018年11月11日 09:36

 フランスで活躍する小林智調教師のトーセンギフトが、現地10日に仏トゥールーズ競馬場で行われたG3フィユドレール賞(3歳以上牝馬、芝2100m)に出走。勝ち馬の背後から直線で外に持ち出されるも、ロスなく立ち回った2頭を捕らえ切れず3着に敗れた。

 レースはゲイニングが中団から馬群の中を抜け出して快勝。1馬身3/4差で逃げ粘ったソンマシアが2年連続の2着を確保している。ゲイニングの直後にいたトーセンギフトは直線入口で詰まる不利があり、直線で外に持ち出される際にも馬場の中央付近までふくらむなど、ロスの大きい内容でソンマシアにも1/2馬身及ばなかった。

 エネイブルと同じアブドゥラ殿下が所有するゲイニングは4歳で重賞初制覇。重賞戦線には今年から顔を出すようになり、4月にはG3アレフランス賞でカイトサーフから2馬身余りの4着、5月にもG2コリーダ賞でバティールから1馬身余りの4着と、今年と昨年のG1ヴェルメイユ賞勝ち馬と差のないレースをしていた。