プリークネスS馬クラウドコンピューティングが引退、ケンタッキー州で種牡馬入りへ

2018年11月21日 12:26

 昨年の米G1プリークネスステークスを制したクラウドコンピューティングが引退し、2019年からケンタッキー州のスペンドスリフトファームで種牡馬入りすることが発表された。米競馬メディアの『bloodhorse.com』が現地20日に報じている。

 クラウドコンピューティングは2017年2月にアケダクト競馬場でデビュー勝ち後、G3ゴッサムステークス2着、G2ウッドメモリアルステークス3着と敗れてケンタッキーダービー出走はならず。しかし、クラシック第2戦のプリークネスSに駒を進めるとダービー馬オールウェイズドリーミングらを下し、C.ブラウン調教師に初のクラシックタイトルをもたらした。

 同馬を迎え入れるスペンドスリフトファームのゼネラルマネージャーは「彼はクラシックウィナーというだけでなく、いかにもクラシックホースという姿をしています。デビューから100日足らずでプリークネスSを制したのは特筆すべきことであり、彼の能力を物語っています。クラウドコンピューティングには好まれる要素が豊富にあり、生産者のお眼鏡にかなうはずです」と大きな期待を寄せている。