KYダービー有力馬オマハビーチに種牡馬オファー、スペンドスリフトFが権利を取得

2019年05月01日 12:49

 米G1ケンタッキーダービー(現地4日)で前売り1番人気のオマハビーチが、引退後にケンタッキー州のスペンドスリフトファームで種牡馬入りすることになった。同ファームが現所有者のフォックスヒルファームから種牡馬としての権利を取得し、現地4月30日に公式サイトで発表した。

 スペンドスリフトFのB.ウェイン・ヒューズ氏は「我々はオマハビーチが近年最良の種牡馬の1頭となりうる将来性を有した馬であり、スペンドスリフトの未来において大きな役割を担うと確信しています。彼は洗練されたルックスに血統、活力、スピード、素養とあらゆる物を備えた稀有な馬です。彼は全てを持っていて、まだ伸びしろもあります」と絶賛している。

 なお、オマハビーチは今まで通りフォックスヒルF所有とR.マンデラ調教師の管理によって現役を続け、引退後にスペンドスリフトFで種牡馬生活を始める。

 オマハビーチは近年のダート戦線で最も活力あるファミリーの一つの出身で、半姉のテイクチャージブランディが2014年のブリーダーズカップジュベナイルフィリーズを制覇。祖母テイクチャージレディはG1レースを3勝しただけでなく、産駒のウィルテイクチャージが2013年のエクリプス賞最優秀3歳牡馬に輝き、自身も最優秀繁殖牝馬に選出された。また、同じく産駒のテイクチャージインディもフロリダダービーを勝ち、種牡馬入りしている。