史上初の仏G1凱旋門賞3連覇を目指している女傑エネイブルの今年初戦は、ロイヤルアスコット開催までお預けとなった。

　エネイブルは5月31日の英G1コロネーションカップでの戦列復帰が有力と見られていたが、同レースへの登録を取消。陣営のレーシングマネージャーであるT.グリムソープ氏は、6月のロイヤルアスコット開催でのG1プリンスオブウェールズステークスかG2ハードウィックステークスがエネイブルの今年初戦になるとの見方を示した。

　グリムソープ氏は「常に話しているように、凱旋門賞こそがメインターゲットだ」と強調。「エネイブルはプリンスオブウェールズステークスかハードウィックステークスに向かう。馬場状態でどちらか決まるのではないか。いずれにしてもいい選択肢となるだろう」と話している。