キングジョージのヴァルトガイスト陣営、距離延長と馬場の高速化に望み

2019年07月24日 11:46

 現地27日の英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスに出走予定のヴァルトガイスト。同馬を管理するA.ファーブル調教師は、待ち受ける課題に対して明鏡止水の心境でいる。

 ガリレオ産駒ヴァルトガイストは真夏の祭典のためにアスコット競馬場に舞い戻るが、フランス調教馬の勝者となればファーブル師が管理した2006年のハリケーンラン以来となる。しかし、凱旋門賞連覇のエネイブルが最大の敵となり、プリンスオブウェールズステークスで4馬身半差をつけられたクリスタルオーシャンとの再戦にもなるなど、彼にはやるべきことが多い。

 こうした状況に対してファーブル師は「非常に強い相手がいるのも確かだが、距離延長と速めの馬場は彼の後押しになると思う」と、10ハロンで道悪だったプリンスオブウェールズSからの条件変わりに期待。「それで十分かと言われれば、そんなこともないだろうけど、いいレースにはなるはずだよ」と巻き返しに力を込めた。