超良血馬エラーカム、英G2ヨークS快勝で重賞戦線に返り咲き

2019年07月28日 11:32

 英G2ヨークステークス(3歳以上、芝10ハロン)が現地27日にヨーク競馬場で行われ、4番人気のエラーカムが最後の1ハロンで3馬身1/4差抜け出し完勝した。

 2着に1番人気のアデイブが続き、さらに1馬身1/2差の3着には5番人気のナイトトゥビホールドが入線。2番人気のリーガルリアリティは4着に終わった。

 エラーカムは父フランケル、G1レース5勝の名牝アトラクションを母に持つ超良血馬で、2歳9月にデビュー2連勝でG3タタソールズステークス勝ち。英2000ギニーの有力馬と見られたものの、本番ではサクソンウォリアーの4着に敗れた。今季は前走まで4戦してリステッドを2勝していたが、今回はタタソールズS以来1年10か月ぶり2度目の重賞制覇となった。

 エラーカムは同じヨーク競馬場の10ハロンで行われる英インターナショナルステークス(8月21日)に登録していないものの、同馬を管理するM.ジョンストン調教師の息子で助手を務めるチャーリー氏は「やはり(インターナショナルSで)帰ってくるのは魅力的。相手関係が凄く強くなるのは分かっているが、(選択肢として)考えている」と前向きに話している。